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2009年10月18日 09:21 / カテゴリ:[ コラム ]
競艇のスタートは独特です。
モーターボートには、自動車で「クラッチ」や「ブレーキ」にあたるものが存在しません。
つまり「アクセル」にあたるレバー操作だけでボートのスピードを操るのです。
ですからレバーを操作しなくてもモーター(エンジン)は絶えず回転し続けており、ボートは常に前に進み続け、1ヶ所にとどまることが出来ないのです。
つまり陸上競技の「よーいどん!」のようには出来ないと言うことですね。
こういう特徴から、一斉スタートが出来ないため、フライングスタート方式という独特の方式を採用しているのです。
フライングスタート方式とは、次のようなものです。
6艇が「発走」の合図で一斉にピットを離れてからスタートするまでを「待機行動」といい、ここで各選手がスタートしたいコース(ポジション)をとります。
ちなみにこの待機行動は、最初はピットを離れてからスタートコースを取り切るまでの超低速における航走(待機航走)、そしてコースが決まってからスタートラインに向けて徐々に加速していく航走(進入航走)に分けられます。
スタートはLラインとFラインの間と決まっており、大時計が0秒を指した時にF(フライング)ラインを通過してしまうと「フライング」となり、大時計が1秒を指した時にL(出遅れ)ラインを通過していないと「出遅れ(レイト)」となります。
どちらも厳しい罰則があり、事故点が加算されます。
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